八百万★社中

同人サークル「八百万★社中」の作品ページです。

主にR18指定の成年コミック(同人誌)を中心に活動し、オリジナルストーリーの人妻・熟女を主人公とした寝取られ(NTR)や寝取らせが強い作風。脅迫・調教・義父や隣人による凌辱、口奉仕、孕ませなどの背徳的なシチュエーションを詳細に描き、巨乳・中出し・フェラ・道德崩壊などのフェティシ要素を強調。昭和風の淫靡な熟女描写と濃厚なエロスが特徴で、フルカラーやモノクロで没入感の高い作品を展開。

代表作 「しあわせ家族のつくりかた」

再婚した人妻が夫の連れ子(義息子)に亡くなった実母への愛情を向けられ、異常な凌辱と孕ませ調教に堕ちていくオリジナルコミック。家族崩壊のダークNTRが満載で、レビューでは「背徳感とエロの深みが最高」「熟女凌辱の王道」と高評価。

幸せ家族のつくりかた【八百万★社中】
本作『幸せ家族のつくりかた』は、「再婚」という人生の再出発が、必ずしも安定や幸福をもたらすとは限らないことを描いた心理ドラマです。新しい家庭、新しい役割、新しい関係性――それらが重なり合う中で、主人公・美和子の立場は次第に追い詰められていきます。物語の核となるのは、家族という閉じた空間で生じる感情のねじれです。喪失を抱えた存在の依存、守るべき立場としての責任、そして“母”であることと“一人の人間”であることの境界。そのすべてが曖昧になっていく過程が、派手な展開ではなく、静かな心理描写によって積み重ねられていきます。特に印象的なのは、主人公自身が「正しさ」を選び続けようとするほど、心の中に生まれてしまう違和感や葛藤が強調されている点です。誰かを守るための選択が、結果的に自分を変えてしまう――その変化を否定も肯定もせず、ただ淡々と描く姿勢が、本作に独特の重さを与えています。

「八百万★社中」の作品一覧

八百万★社中

人妻催●あやつられ【八百万★社中】

日常のトラブルから始まる“主導権の逆転”を描いた、クラシックな催●テーマの一作。勝気で自立心の強い人妻・紗栄子が、些細な口論をきっかけに過去に名を馳せた催●術師と対峙する導入は、緊張感と不穏さを自然に積み上げていきます。物語の核は、意識はあるのに選択ができない状態という矛盾。催●という装置を通して、理性と身体反応の乖離が丁寧に描かれ、強さを誇っていた主人公が少しずつ自分の境界線を見失っていく過程が印象的です。屈辱や恐怖だけでなく、戸惑い、混乱、自己嫌悪といった感情の揺れが物語を前に押し出します。また、本作は“外的な侵入”よりも、家庭という安全圏に生じる歪みを強調。日常と非日常が同居する夜の描写が、読後に重い余韻を残します。催●というジャンルの王道を踏まえつつ、派手さよりも心理の不可逆性に焦点を当てた構成は、同テーマに慣れた読者にも新鮮でしょう。総じて、刺激よりも心理劇を楽しみたい人、主従や支配の構図が反転していく過程を味わいたい人に向いた作品。八百万社中が“一度は描きたかった”という意気込みが、落ち着いた語り口と構成力に表れています。
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この身体はボクのもの。【八百万★社中】

受験という人生の節目を背景に、閉ざされた空間で生まれる感情の逸脱を描いた心理寄りの一作。主人公は進路準備のため親戚宅に身を寄せる青年。家には海外赴任中の夫を持つ叔母が一人残され、偶然が重なって“二人きり”の時間が続きます。かつてから抱いていた憧れと、頼る側・迎える側という立場の非対称が、静かに緊張を高めていく導入が印象的です。物語の転機は、日常の延長にある些細な出来事。善意と距離感の曖昧さが交差した瞬間、主人公の内面は制御を失い、取り返しのつかない“失態”へと傾いてしまいます。ここで重要なのは行為そのものではなく、自己嫌悪と不安、そして翌日に控える大切な試練が同時に押し寄せる心理の混線です。
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6歳年下夫のお願いはなんでも断らない約束なんです【八百万★社中】

年の差婚という一見ほほえましい関係性の中に、静かに忍び寄る違和感と依存の影を描いた、大人向けの心理ドラマ作品です。主人公は、6歳年下の後輩男性と結婚した女性。素直で真っ直ぐな愛情表現に惹かれ、「お願いは断らない」という約束も、当初は微笑ましい夫婦のルールとして受け止められていました。しかし物語が進むにつれ、その“お願い”の質が少しずつ変化していきます。可愛げのある甘えから、次第に境界線を試すような要求へ。主人公は愛情ゆえに応え続けますが、その選択が積み重なるほど、彼女自身の中に言葉にできない不安が芽生えていきます。本作の印象的な点は、「断れない理由」が暴力や強制ではなく、愛情・責任・罪悪感といった感情の絡まりによって生まれているところです。夫のお願いは一貫して“お願い”の形を保っており、それがかえって主人公を追い詰めていく構造になっています。拒否すれば関係が壊れるのではないか、応えなければ愛を疑われるのではないか──そんな心理的圧迫が丁寧に描かれます。
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D・Hダンナニヒミツ 安田麻衣子(36歳)の場合【八百万★社中】

本作は「家庭」という最も安心できるはずの空間で、静かに歪みが生まれていく過程を描いた、大人向けの心理ドラマです。主人公・安田麻衣子は36歳の既婚女性。日常は穏やかで、家族関係も一見すると問題のないものに見えます。しかし、ある出来事をきっかけに、彼女の中で“触れてはいけない感情”が意識の表層に浮かび上がっていきます。本作の特徴は、突発的な事件そのものよりも、その後に続く「感情の変化」と「自己認識の崩れ」を丁寧に追っている点にあります。信頼していた相手との距離感が変わった瞬間、麻衣子は戸惑いと拒否、そして説明のつかない感情の揺れを同時に抱えることになります。理性では否定したいのに、心や身体が別の反応を示してしまう──そのギャップが物語全体を貫く緊張感を生んでいます。
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近くのお弁当屋さんにパートに出た母高原裕子(42)が後ろめたさで潰れてしまいそうなんです。【八百万★社中】

シリーズ第8作目となる本作は、これまで積み重ねられてきた出来事の“結果”に真正面から向き合う、内省色の強い一編です。主人公・高原裕子は、日常の延長線上で選んできた行動の数々により、心と身体の乖離を強く意識する段階へと踏み込んでいきます。本作の主軸は、外部からの出来事そのものよりも、「後ろめたさ」「罪悪感」「自己嫌悪」といった感情が、静かに、しかし確実に彼女を追い詰めていく心理過程。理性では拒みたいはずの状況と、身体が覚えてしまった感覚とのズレが、日常生活の中でじわじわと重くのしかかります。家族を想う気持ちが強いからこそ、その葛藤はより深く、読者にも息苦しさとして伝わってきます。シリーズを通して描かれてきた“普通の主婦の日常”は、本作では完全に戻れない場所として描写されます。それでも裕子は思考を止めず、崩れそうになりながらも、自分がどこへ向かうのかを必死に見定めようとします。この「壊れそうで、まだ壊れきらない」均衡点こそが、本作最大の読みどころと言えるでしょう。
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DHダンナ二ヒミツ 横山正子の場合【八百万★社中】

本作は、“秘密”と“勘違い”が引き金となって転がり始める人間関係の歪みを描いた、緊張感の高い心理ドラマです。主人公は、平穏な日常を大切にしている人妻・横山正子。ある日、隣人との何気ない会話をきっかけに、彼女は「自分の秘密を知られているのではないか」という思い込みに囚われてしまいます。何も知らないはずの隣人に対し、正子は不安から言葉を重ねてしまい、その行動が誤解と主導権の逆転を生み出します。ここから物語は、“言ってはいけないことを口にしてしまった”瞬間の後悔と、そこにつけ込まれる心理戦へと展開。真実を握っていない者が、相手の恐れを利用して優位に立とうとする構図が、静かに、しかし確実に緊張を高めていきます。本作の見どころは、外的な派手さよりも、内面で膨らむ不安や自己防衛の心理描写。正子は自らの選択と判断のもとで状況に向き合い、物語は一方的な被害構造に留まらず、関係性の変化と“選び直し”の過程を描きます。隣人の言動も単純な悪役としてではなく、人の弱さや欲望が露わになる存在として描かれている点が印象的です。
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寝取らせ試妻【八百万★社中】

本作は、職場での力関係や劣等感、夫婦の信頼と欲望の境界線をテーマに描かれるフルカラー作品です。主人公は社内で立場の弱い中年社員・沼地。年齢を重ねても評価されない現実の中で、彼は“ある選択”によって自分と妻、そして他者との関係を試すことになります。物語は、仕事上のトラブルをきっかけに同僚・杉崎が沼地の自宅を訪れる場面から動き出します。軽い好奇心と優越感で向かった先で目にするのは、先入観を裏切るほど魅力的で落ち着いた雰囲気を持つ妻の姿。ここから、杉崎の価値観は大きく揺さぶられていきます。そして本作最大のポイントは、沼地から語られる“試す”という提案。その真意は単なる挑発や奇抜さではなく、夫婦としての信頼、自己肯定感、そして相手の本心を確かめたいという歪んだ誠実さにあります。妻もまた、自らの意思と判断で関わり方を選び、物語は一方的ではない三者の心理戦へと展開していきます。
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D.H ダンナニヒミツ 〜石原さゆみ 32歳の場合〜 夏の浴衣の思惑【八百万★社中】

本作は、ひと夏の帰省と家族の事情をきっかけに、静かに歯車が狂いはじめる夫婦関係と心の揺らぎを描いたフルカラー作品です。舞台は落ち着いた田舎町。主人公は結婚4年目を迎えた32歳の女性・さゆみ。穏やかな日常の裏で、彼女は「妻であること」「嫁であること」「一人の女性であること」の狭間に立たされていきます。物語の起点となるのは、義母の入院をきっかけに始まる家族との同居生活。義父から打ち明けられる“家族の未来に関わる重い話”が、さゆみの心に小さな波紋を広げていきます。誰にも言えない秘密を共有してしまった瞬間から、彼女の立場は微妙に変化し、気遣いと同情、そして戸惑いが複雑に絡み合っていきます。本作の見どころは、夏の浴衣や家庭的な空間が醸し出す静かな空気感と、その裏で進行する心理的な駆け引き。直接的な描写に頼らず、視線や距離感、沈黙の時間によって感情の揺れを表現している点が印象的です。「善意」と「身勝手さ」、「家族愛」と「個人的な欲求」が曖昧な境界線で交錯し、読者に問いを投げかけます。
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D.H ダンナニヒミツ 〜長倉美奈 40歳の場合〜【八百万★社中】

D.H ダンナニヒミツ 〜長倉美奈 40歳の場合〜
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しあわせ家族の育てかた【八百万★社中】

本作は、再婚によって生まれた新しい家庭が、必ずしも「癒やし」や「再生」へ直結しないことを描いた、重厚な心理ドラマの続編です。前作で崩壊した家庭の均衡は、一度は落ち着きを取り戻したかに見えますが、その静けさは決して安心を保証するものではありません。物語の焦点は、「家族を取り戻したい」という歪んだ願いが、どのように人の心を変質させていくかという点にあります。表面的には平穏を取り戻した日常の裏側で、抑え込まれていた感情や執着が別の形で芽吹き始める構成は、静かな不安を読者に突きつけます。特に印象的なのは、“守る側”であり続けてきた主人公が、母親という役割と一人の人間としての感情の間で揺れ続ける姿です。善意や愛情が必ずしも正しい結果を生まないという現実が、過度な説明を排して描かれ、読む側に解釈を委ねる余白を残しています。
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幸せ家族のつくりかた【八百万★社中】

本作『幸せ家族のつくりかた』は、「再婚」という人生の再出発が、必ずしも安定や幸福をもたらすとは限らないことを描いた心理ドラマです。新しい家庭、新しい役割、新しい関係性――それらが重なり合う中で、主人公・美和子の立場は次第に追い詰められていきます。物語の核となるのは、家族という閉じた空間で生じる感情のねじれです。喪失を抱えた存在の依存、守るべき立場としての責任、そして“母”であることと“一人の人間”であることの境界。そのすべてが曖昧になっていく過程が、派手な展開ではなく、静かな心理描写によって積み重ねられていきます。特に印象的なのは、主人公自身が「正しさ」を選び続けようとするほど、心の中に生まれてしまう違和感や葛藤が強調されている点です。誰かを守るための選択が、結果的に自分を変えてしまう――その変化を否定も肯定もせず、ただ淡々と描く姿勢が、本作に独特の重さを与えています。
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町工場勤務木村香澄(31)の社長っそんなのズルいです。【八百万★社中】

本作は、町工場という閉鎖的な職場空間を舞台に、金銭問題と立場の差が生む歪みを描いたシリーズ最終話です。家庭の事情から一度踏み越えてしまった選択が、どのように日常を侵食し、やがて本人の内面にまで影響を及ぼしていくのか。その行き着く先を静かに提示します。前半では、些細な出来事が連鎖し、状況が拡大していく過程を淡々と描写。職場の空気、視線、沈黙といった要素が積み重なり、逃げ場のなさが強調されます。中盤の転機によって一度は事態が収束したかのように見える構成も印象的で、日常が元に戻った“ふり”の不穏さが読者に残ります。終盤では、これまで抑え込まれていた変化が表面化し、シリーズを通して積み上げられてきたテーマが一つの結論へと収束。派手な演出に頼らず、心理の揺らぎと関係性の帰結を描く点が、このシリーズらしい締めくくりです。
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町工場勤務木村香澄(31)のお口がふさがるヒマがないんです。【八百万★社中】

本作は、町工場という閉ざされた職場環境の中で、生活苦と責任感が一人の人物を追い込んでいく過程を描いた連作の一編です。家族の事情をきっかけに選択を誤ってしまった木村香澄が、取り返しのつかない関係性へと巻き込まれていく様子を、淡々とした筆致で追っていきます。印象的なのは、「守るために耐える」という動機が、次第に本人の内面と乖離していく描写。行為そのものよりも、状況が連鎖していく構造や、断ち切れない関係性の重さに焦点が当てられており、静かな圧迫感がページを通して積み重なります。年齢表記の変化が示すように、時間の経過とともに立場や心境が変質していく点も、シリーズならではの見どころです。
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近くのお弁当屋さんにパートに出た母高原裕子42がはじめて家族に嘘をついたんです。【八百万★社中】

シリーズ第7作目となる本作は、「家庭」という安全圏に生じた小さな綻びから、取り返しのつかない変化が始まる瞬間を描いた一編です。タイトルにある“はじめての嘘”が象徴するように、物語の焦点は出来事そのものよりも、主人公の内面に生まれた揺らぎと選択に置かれています。本作では、外部との関係がさらに複雑化し、過去の記憶や大切にしてきた価値観までもが侵食されていく構図が際立ちます。単なる出来事の連鎖ではなく、「何を守ろうとして、何を失っていくのか」という心理の変化が、表情や間を通じて丁寧に描かれている点が印象的です。家族への視線、日常の会話、ふとした沈黙が重く響き、読者に緊張感を与えます。
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町工場勤務木村香澄(30)が接待口淫奉仕をさせられています。【八百万★社中】

本作は、町工場という閉鎖的な職場を舞台に、金銭問題と権力関係が個人を追い詰めていく様子を描いた連作の一編です。家庭の事情から一線を踏み越えてしまった事務員・木村香澄が、取り返しのつかない状況へと転がり落ちていく過程を、淡々とした語り口で追っていきます。物語の軸となるのは「隠蔽」と「取引」。過ちを帳消しにするという名目のもと、立場の弱さが利用され、行為が日常業務の延長のように扱われていく構図が印象的です。さらに外部からの来訪者が加わることで、私的な問題が会社全体の利害へとすり替わっていく流れは、職場ドラマとしても不穏さを感じさせます。
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近くのお弁当屋さんにパートに出た母高原裕子(42)が今日ボクと目を合わせてくれない気がするんです。【八百万★社中】

シリーズ第6作目となる本作は、日常のすぐ隣に潜む「違和感」を、家族の視点から切り取った一編です。タイトルにある「目を合わせてくれない」という些細な変化が象徴するように、物語は派手な事件から始まるのではなく、静かな異変の積み重ねによって緊張感を高めていきます。中心に描かれるのは、町という閉じた共同体の中で絡み合う人間関係。パート先、旧知の人物、過去の感情――それらが少しずつ重なり合い、主人公の立場を追い詰めていく構図は、シリーズを通して一貫しています。特に本作では「家族の目線」が強調され、当事者だけでなく周囲の無自覚さや距離感が、物語の重さを増しています。フルカラー63ページというボリュームを活かし、表情や間の取り方で心理的な圧迫感を丁寧に描写。直接的な描写に頼らず、読者に想像させる余白を残す演出が印象的です。シリーズ物ではありますが、本作単体でも状況や関係性が理解できる構成になっており、初見でも読み進めやすい点は評価できます。回を重ねるごとに緊迫度を増す本シリーズの中でも、感情の歪みと日常の崩れを静かに描いた一作。重めのドラマ性を求める読者に向いた内容と言えるでしょう。
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町工場勤務 木村香澄(30)が社長に口淫奉仕させられています。【八百万★社中】

本作は、閉ざされた町工場という舞台設定を軸に、職場内の力関係が静かに歪んでいく様子を描いた短編です。営業担当が姿を消し、空気が澱んだ工場で、事務員・木村香澄が社長の指示に従わざるを得なくなっていく――その過程を、淡々とした語り口で追っていきます。印象的なのは、非日常が突如訪れるのではなく、「業務の延長」のように状況が変質していく点。制服の乱れや反復される要求が、少しずつ彼女の役割を塗り替えていき、逃げ道のない密室性と上下関係の圧が読者に伝わってきます。派手な演出に頼らず、同じ構図が積み重なることで、違和感と緊張感が強まる構成です。
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近くのお弁当屋さんへパートに出た母高原裕子(42)に何が起きているのか気付いてあげられなかったんです。【八百万★社中】

シリーズ第5作となる本作は、これまで断片的に示されてきた“異変”の正体が、ついに輪郭を帯びて立ち上がる重い一編です。タイトルが示す通り、物語の中心にあるのは出来事そのものではなく、「なぜ気付いてあげられなかったのか」という後悔と無力感。視点はあくまで家族側に置かれ、読者は取り返しのつかない地点へ近づいていく過程を見守る立場に置かれます。本作では、母・高原裕子が追い詰められていく構図が、感情面に焦点を当てて描かれます。疑念、立場の弱さ、過去の関係性といった要素が絡み合い、彼女が選択肢を奪われていく様子は、単なる出来事の羅列ではなく“環境が人を追い込む怖さ”として表現されています。登場人物それぞれの思惑が交錯することで、状況はより閉塞的になり、読者に強い緊張を与えます。印象的なのは、「家族を守るために耐える」という言葉が持つ危うさです。善意や責任感が、いつの間にか自分自身を削る方向へ向かってしまう。その歪みが丁寧に積み重ねられ、張り詰めた糸が切れる瞬間が近づいていることを、静かな演出で感じさせます。
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近くのお弁当屋さんにパートに出た母高原裕子(42)が帰り際薬局に寄ったきり出て来ないんです。【八百万★社中】

シリーズ第4作となる本作は、これまで積み上げてきた“不安の兆候”が、いよいよ日常の外へ滲み出してくる一編です。舞台は変わらず小さな町の商店街。今回は「帰り際に立ち寄った薬局から、母がなかなか出てこない」という、ごく短い出来事を起点に、読者を強烈な違和感へ引き込みます。弁当屋でのパート以降、疲労が抜けない母の様子、ぼんやりした表情、家族が見落としていた変化――それらが静かに重なり合い、薬局という閉じた空間で不穏さが一気に凝縮される構成が秀逸です。語り手はあくまで“見てしまった側”であり、すべてを理解しているわけではない。その距離感が、読者に想像の余地と緊張を与えます。本作では、これまでのシリーズ以上に「影」の存在が強調され、具体的な描写を避けながらも、避けられない流れを予感させる演出が際立ちます。説明過多にならず、視線・間・空白で語る手法は、じわじわと後を引く読後感を生み出します。
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近くの弁当屋さんにパートに出た母高原裕子(42)の雰囲気が最近違って見えるんです。【八百万★社中】

シリーズ第3作となる本作は、これまで以上に“違和感”の積み重ねに重きを置いた心理サスペンス寄りの一冊です。タイトルが示す通り、物語は「母の雰囲気が変わって見える」という、ごく些細で見過ごされがちな感覚から始まります。弁当屋でのパート、帰宅が遅くなる日々、店主の過剰な親切――日常の断片が静かに不安を増幅させていく構成が印象的です。息子の視点を通して描かれるため、真実が直接語られることは少なく、読者は“知らないまま通り過ぎてしまう瞬間”の怖さを追体験することになります。何気ない一言や仕草が、後から振り返ると不穏な意味を帯びていたと気づく演出は秀逸で、ページを進めるごとに緊張感が増していきます。今回はシリーズ中でもボリュームが増え、61ページという構成を活かして、主人公・高原裕子という人物像をより深く掘り下げている点も特徴的です。彼女の日常、立場、周囲との関係性が丁寧に描かれることで、物語に重みが生まれ、単なる出来事以上の余韻を残します。
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近くのお弁当屋さんにパート出た母(42)が・・・最近何か様子が変なんです。【八百万★社中】

タイトルからして日常の延長に潜む違和感を強く意識させる本作は、「母の変化」を息子の視点ではなく、読者自身の不安として静かに刷り込んでくる作品です。舞台はごく普通の地方の町。評判の良い弁当屋、明るく働くパート主婦、そして昔から彼女を知る店主――一見すると穏やかな人間関係のはずが、少しずつ歪んでいく過程が丁寧に描かれています。高原裕子という人物像は、単なる“美人な人妻”として消費される存在ではなく、母であり、町の一員であり、過去と現在を背負った女性として立体的に描写されています。その彼女に向けられる視線や思惑が、善意と悪意の境界線を曖昧にし、読者に不穏な緊張感を与え続けます。特に印象的なのは、露骨な描写に頼らず、「罠」「様子が変」という言葉と演出だけで状況の危うさを伝えてくる点。日常がゆっくり侵食されていく感覚がリアルで、ページ数以上の重さを感じさせます。フルカラーで描かれるからこそ、明るさと不穏さのコントラストが際立ち、読後には言いようのない後味が残ります。刺激だけを求める作品ではなく、日常の裏に潜む欲望や支配の構図を描いた心理寄りの一作。短編ながら、じわじわ来るタイプの作品が好きな人には強く印象に残る内容です。
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これでもアイツはボクのことを友人と呼んでくれるだろうか。【八百万★社中】

タイトルが示す通り、本作は肉体的な関係そのものよりも、「友情」と「裏切り」、「見てしまった側の罪悪感」を軸に進む心理寄りの一作です。物語は、主人公・渉が偶然目撃してしまった“あってはならない光景”から静かに転がり始め、そこから感情の歯車が噛み合わなくなっていく過程を描いていきます。印象的なのは、憧れ続けてきた“大人の女性像”が一瞬で現実の存在として立ち上がる瞬間。理想と現実、尊敬と欲望、正義感と自己正当化が混線し、「罰」という言葉で自分の行動を整理しようとする主人公の危うさが、終始不穏な空気を生み出しています。本作は刺激的な設定を用いながらも、読後に残るのは行為そのものよりも「では、このあと彼は友人の前に立てるのか?」という問い。タイトルに込められた疑問が最後まで読者に突きつけられ、単なる背徳ものでは終わらない余韻を残します。関係性の歪みや、人間の弱さを描いた作品が好きな人向けの一本。感情のグレーゾーンを覗き込むような読書体験を求める人には、静かに刺さる作品です。
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町工場勤務木村香澄(30)が社長に口淫奉仕させられている所を他の社員に見られてしまいました。【八百万★社中】

ひとり残業中の主人公が、偶然 “社長と事務員・香澄” の決定的な場面を目撃してしまうところから物語が動き出します。普段は大人しく、どこか陰のある雰囲気をまとった香澄。主人公は以前から彼女に惹かれていたものの、彼女が抱えている事情には気づけずにいました。しかし“その瞬間”を見てしまったことで、主人公は香澄の置かれた立場を理解し、彼女の弱さや寂しさに触れていくことになります。やがて訪れる二人きりの時間――香澄は「誰にも言えない秘密」を抱えたまま、主人公に揺れ動く心を見せ始めます。年上の女性が持つ複雑な心理や、頼られることによって変化していく主人公の心情が丁寧に描かれ、読み進めるほどにふたりの空気感に引き込まれていく作品です。
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近くのお弁当屋さんにパートに出た母高原裕子(42)がある日をさかいに帰りが遅くなったんです。【八百万★社中】

地元で慎ましく暮らしてきた主婦・裕子。息子の成長を機に、お弁当屋でのパートを始めたことが――彼女の運命を大きく狂わせるきっかけになる。最初は軽い気持ちだったアルバイト。だが、店主・佐野の歪んだ欲望は、裕子の“逃げ場のない生活”につけ込み、ついにその身体を奪ってしまう。誰にも言えない秘密を抱え、罪悪感に押し潰されそうになりながらも、家ではいつも通りに夫と息子と食卓を囲む日々。しかし――最悪のタイミングで佐野が家に現れる。夫は何も知らず笑顔で迎え入れ、裕子の鼓動だけが異様に早くなる。佐野の視線はまるで「逃げられると思うなよ」と言わんばかりで、裕子の日常はじりじりと追い詰められていく。
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ぎふまみれ【八百万★社中】

結婚して3か月・・・大手企業の社長をしている義父が私達夫婦と私の母 木瀬美都子(47)までも旅館に招待してくださいました母は八年前に父を亡くしてからも教師を続けながら女手ひとつで私を育ててくれましたそんなこともあって母と旅館で過ごせることを楽しみにしていたのですが・・・まさか義父が母を狙っていたなんて...