彩画堂のエロ漫画・同人誌

彩画堂

Records 美人以外なら誰とでもヤレる呪いをかけられた僕【彩画堂】

本作の最大の魅力は、タイトル通りの歪で分かりやすい呪い設定。「美人以外なら誰とでも関係を持ててしまう」――この一文だけで、作品の方向性とフェチ性が明確に伝わってくる。物語は、道端で拾った謎のお守りをきっかけに一変する日常から始まる。それまで特別な出来事とは無縁だった主人公のもとに、“普通の女性たち”が次々と距離を詰めてくる展開は、願望と違和感が同時に押し寄せる独特の感触を生んでいる。評価したいのは、登場する女性たちがいわゆる「理想化された存在」ではない点。オタク気質の女性、学生、たまたま関わった相手――どこにでもいそうな人物だからこそ、呪いの効力がより生々しく感じられる構成になっている。
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Hi!Girlies! ぼくのおとこのコにっき【彩画堂】

本作の魅力は、まず二重生活のリアリティにある。日常では目立たず、評価も低い“地味”な存在。しかしネットの向こう側では、女装姿で交流するもう一つの顔を持つ――そのコントラストが物語全体を強く牽引している。主人公は、ごく普通の成人男性。だがSNS上では、女装アカウントとして人と繋がり、同好の相手と密やかな約束を交わす。この「オンラインでの承認」と「オフラインでの匿名性」が噛み合う瞬間が、本作のスリルを生み出している。特に印象的なのは、女装して外出したときの描写。通り過ぎる人々は、その人物がどんな素性か、どんな欲望を持っているかなど想像もしない。誰にも気づかれないという安心感と高揚感が、男の娘というテーマと非常に相性がいい。